令和7年度(2025年度)共通テスト 歴史総合,日本史探究 本試験 解答・解説
第6問4
解答番号32
正解:4
配点:3
解説:
選択肢1
正しい。
1947年の2・1ゼネスト(ゼネラルストライキ)のこと。
第一次吉田茂内閣と官公庁の労働組合が対立していて、他の労働組合を含めたゼネストが行なわれることになっていたが、GHQのマッカーサーの指令で中止された。
直後の選挙で吉田茂政権は敗れ、社会党を中心とする連立内閣の片山哲内閣が成立した。
選択肢2
正しい。
片山哲内閣を引き継ぎ、1948年に芦田均が民主・社会・国民協同の3党連立内閣を組閣した。
その年に昭電疑獄が起こり内閣総辞職に追い込まれ、保守派の第二次吉田茂内閣が成立した。
保守派の政権を望むGHQ内の勢力による陰謀とも言われた。
選択肢3
正しい。
下山事件は、1949年に国鉄総裁の下山定則が轢死体で発見された事件。
真相が不明で、自殺説や他殺説、テロやGHQによる謀略などと論争になった。
松本清張も『日本の黒い霧』で下山事件を取り上げている。
選択肢4
誤り。
破壊活動防止法の成立は1952年で、占領期の後。
第三次吉田茂内閣のときだった。