2023年度 日本史B 本試験 解答番号11

令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説
第2問B-5
解答番号11

正解:1
配点:3


解説:

選択肢a
正しい。
中国の皇帝は暦を定めることで時間を支配していることを示しており、日本も影響を受けて天皇にこれを当てはめた。

選択肢b
誤り。
地方にも陰陽師はいたが、暦は中央と同じものを使用した。
Bの記述から、地方には書き写した暦が与えられたことがわかる。

選択肢c
正しい。
Bの記述に当てはまる。

選択肢d
誤り。
平安時代になると陰陽師は貴族個人の吉凶を占っていた。

2023年度 日本史B 本試験 解答番号12

令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説
第3問1
解答番号12

正解:1
配点:4

解説:

商業の中心地に関するものなので、農具や関所は選択肢からはずれる。

Xはaの甕(かめ)。
銭を甕に入れたものが出土することがある。

Yはcの見世棚(みせだな)。
商品を並べた棚のこと。

2023年度 日本史B 本試験 解答番号13

令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説
第3問2
解答番号13

正解:3
配点:3

解説:

I
平安時代後期。
11世紀後半で、院政期ごろ。
法勝寺は六勝寺の最初で、白河天皇が建立した。

II
平安時代中期。
11世紀前半で、摂関期。
法成寺は藤原道長が建立した。
末法が近づいたとされ、法成寺以外にも京や周辺に浄土教の影響を受けた阿弥陀堂が建てられた。
(院政期になると地方でも阿弥陀堂が建てられているので注意。)

III
鎌倉時代初期。
1200年前後。
南宋から臨済宗を伝えた栄西が、九州、鎌倉、京都などに寺院を建てた。

2023年度 日本史B 本試験 解答番号14

令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説
第3問3
解答番号14

正解:4
配点:3

解説:

洪武銭(洪武通宝)、永楽銭(永楽通宝)、宣徳銭(宣徳通宝)は、明から輸入した明銭。
宋銭は人気があったが、明銭は室町時代に出てきたばかりで避けられることがあった。
日本で造られた私鋳銭や質が悪いものは嫌われた。
撰銭令では私鋳銭を排除する撰銭は許可されるが、明銭は使用するように命じる傾向にある。

選択肢a
誤り。
洪武銭(洪武通宝)の扱いが異なっている。

選択肢b
正しい。


選択肢c
誤り。
永楽通宝(永楽銭)は明銭で、避けられることがあった。

選択肢d
正しい。

2023年度 日本史B 本試験 解答番号15

令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説
第3問4
解答番号15

正解:4
配点:3

解説:

選択肢1
正しい。
『鳥獣戯画』は院政期に鳥羽僧正覚猷によって描かれたとされる。

選択肢2
正しい。
『愚管抄』は、鎌倉時代前期に摂政関白九条兼実の弟で天台座主の慈円が著した。

選択肢3
正しい。
池坊専慶は室町時代の華道家で、京都の六角堂の僧。

選択肢4
誤り。
『瓢鮎図』は室町時代の禅僧の如拙が描いた。
大和絵ではなく、禅の公案を題材とした水墨画。
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