平成29年度(2017年度)センター試験 日本史B 本試験 解答・解説
第2問B-4
解答番号10
正解:5
配点:3
解説:
I
785年。
藤原種継暗殺事件は奈良時代の末期、桓武天皇のときに起きた。
式家は光仁天皇の擁立に功があり復権し、その子の桓武天皇のときは式家の種継が長岡京造営の中心になるなど優遇されていた。
早良親王は桓武天皇の弟でこの事件までは皇太子だった。
藤原種継は藤原広嗣の甥でもある。
II
842年。
承和の変は平安時代の前期、仁明天皇のときに起きた。
三筆は橘逸勢と嵯峨天皇、空海の三人。
桓武天皇の子の嵯峨天皇ときに平城太上天皇の変が起こり、式家は失脚していた。
嵯峨天皇は子の仁明天皇に譲位して上皇として権力を持っていたが、亡くなるとともに承和の変が起こる。
III
740年。
藤原広嗣の乱は奈良時代の中頃、聖武天皇のときに起きた。
藤原四子が次々と病死し、その一人である式家・藤原宇合の子の広嗣が橘諸兄政権に反発して大宰府で挙兵した。
この乱の影響で、式家は南家の藤原仲麻呂や道鏡の政権のときには力を持てなかった。
2017年度 日本史B 本試験 解答番号11
平成29年度(2017年度)センター試験 日本史B 本試験 解答・解説
第2問B-5
解答番号11
正解:3
配点:3
解説:
選択肢1
正解。
平等院鳳凰堂は藤原頼通によって建てられた。
選択肢2
正解。
選択肢3
定朝の技法は寄木造。
よって、誤り。
一木造は一つの木材から造られたが、寄木造は部品にわけて複数人で造ることができたため効率よく造ることができた。
選択肢4
正解。
第2問B-5
解答番号11
正解:3
配点:3
解説:
選択肢1
正解。
平等院鳳凰堂は藤原頼通によって建てられた。
選択肢2
正解。
選択肢3
定朝の技法は寄木造。
よって、誤り。
一木造は一つの木材から造られたが、寄木造は部品にわけて複数人で造ることができたため効率よく造ることができた。
選択肢4
正解。
2017年度 日本史B 本試験 解答番号12
平成29年度(2017年度)センター試験 日本史B 本試験 解答・解説
第2問B-6
解答番号12
正解:2
配点:2
解説:
Xは正しい。
公営田は主に9世紀の大宰府管内のものをいう。
Yは誤り。
記録荘園券契所が設置されたのは、1069年の後三条天皇のときの延久の荘園整理令のとき。
10世紀前半は醍醐天皇のときの延喜の荘園整理令で、このときはまだ記録荘園券契所はなかった。
第2問B-6
解答番号12
正解:2
配点:2
解説:
Xは正しい。
公営田は主に9世紀の大宰府管内のものをいう。
Yは誤り。
記録荘園券契所が設置されたのは、1069年の後三条天皇のときの延久の荘園整理令のとき。
10世紀前半は醍醐天皇のときの延喜の荘園整理令で、このときはまだ記録荘園券契所はなかった。