平成28年度(2016年度)センター試験 日本史B 本試験 解答・解説
第3問A-1
解答番号13
正解:4
配点:2
解説:
アは下人【げにん】。
平安時代中期に発生した隷属民のこと。
相続や売買の対象であった。
鎌倉時代には武士や有力農民などの労働力となっていた。
足軽は最下層の兵で、特に戦国時代に組織化されて集団戦で活躍した。
イは源実朝。
源頼家も源実朝も、鎌倉幕府初代将軍源頼朝の子。
頼朝の死後、頼家が二代将軍となったが廃され、弟の実朝が三代将軍となった。
『金槐和歌集』の「金」は鎌倉の鎌の字のヘンから、「槐」は大臣の意味で右大臣だった実朝のこと。
2016年度 日本史B 本試験 解答番号14
平成28年度(2016年度)センター試験 日本史B 本試験 解答・解説
第3問A-2
解答番号14
正解:1
配点:2
解説:
Xは正しい。
『一遍上人絵伝』のうち、筑前国の武士の館を一遍が訪れた場面。
中央の下の方に門があり、その両側は屏で囲まれている。
手前には堀があり攻められにくいようになっている。
門の上には矢倉があり、盾や矢がみえる。
Yは正しい。
『蒙古襲来絵詞』のうち竹崎季長が元の軍と戦っている場面。
右の馬上の武者が竹崎季長。
左に数名で弓を持っているのが元軍の兵。
その間では元軍の「てうはう」が爆発している様子が描かれている。
第3問A-2
解答番号14
正解:1
配点:2
解説:
Xは正しい。
『一遍上人絵伝』のうち、筑前国の武士の館を一遍が訪れた場面。
中央の下の方に門があり、その両側は屏で囲まれている。
手前には堀があり攻められにくいようになっている。
門の上には矢倉があり、盾や矢がみえる。
Yは正しい。
『蒙古襲来絵詞』のうち竹崎季長が元の軍と戦っている場面。
右の馬上の武者が竹崎季長。
左に数名で弓を持っているのが元軍の兵。
その間では元軍の「てうはう」が爆発している様子が描かれている。
2016年度 日本史B 本試験 解答番号15
平成28年度(2016年度)センター試験 日本史B 本試験 解答・解説
第3問A-3
解答番号15
正解:4
配点:3
解説:
選択肢1
金沢文庫【かねさわぶんこ】を設けたのは北条実時【ほうじょうさねとき】(金沢実時)なので誤り。
評定衆などを務め、北条経時・時頼・時宗ら代々の執権を助けた。
武蔵国の金沢(神奈川県横浜市)に称名寺を建立し、そこに書物などを集めた金沢文庫をつくった。
北条義時は第2代の執権で、北条実時の祖父にあたる。
選択肢2
度会家行【わたらいいえゆき】は反本地垂迹説(神本仏迹説)の伊勢神道を大成したので誤り。
本地垂迹説は仏を本地(本来の姿)、神道の神を垂迹(仮の姿として現れること)とする。
反本地垂迹説は逆で、神を本地、仏を垂迹とする。
唯一神道も反本地垂迹説の立場で、京都の吉田神社の吉田兼倶が始め、吉田神道ともいう。
選択肢3
日蓮は「南無妙法蓮華経」の題目を唱えるよう説いたので誤り。
「南無阿弥陀仏」の念仏や極楽浄土への往生を説いたのは浄土教の流れ。
選択肢4
正解。
第3問A-3
解答番号15
正解:4
配点:3
解説:
選択肢1
金沢文庫【かねさわぶんこ】を設けたのは北条実時【ほうじょうさねとき】(金沢実時)なので誤り。
評定衆などを務め、北条経時・時頼・時宗ら代々の執権を助けた。
武蔵国の金沢(神奈川県横浜市)に称名寺を建立し、そこに書物などを集めた金沢文庫をつくった。
北条義時は第2代の執権で、北条実時の祖父にあたる。
選択肢2
度会家行【わたらいいえゆき】は反本地垂迹説(神本仏迹説)の伊勢神道を大成したので誤り。
本地垂迹説は仏を本地(本来の姿)、神道の神を垂迹(仮の姿として現れること)とする。
反本地垂迹説は逆で、神を本地、仏を垂迹とする。
唯一神道も反本地垂迹説の立場で、京都の吉田神社の吉田兼倶が始め、吉田神道ともいう。
選択肢3
日蓮は「南無妙法蓮華経」の題目を唱えるよう説いたので誤り。
「南無阿弥陀仏」の念仏や極楽浄土への往生を説いたのは浄土教の流れ。
選択肢4
正解。