第1問A-1
解答番号1
正解:3
配点:3
解説:
下線aは764年に起きた藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱のことなので、cの時期になる。
藤原武智麻呂は藤原仲麻呂の父で藤原四兄弟の一人。
藤原四兄弟は737年に全員が天然痘で病死した。
その後に橘諸兄の政権となり、大仏が造られて752年に開眼供養会が行なわれた。
橘諸兄に代わって政治の実権を握った藤原仲麻呂は、祖父の藤原不比等が編纂していた養老律令を757年に施行させた。
藤原仲麻呂は恵美押勝の名を与えられ、太政大臣に相当する太師となった。
やがて道鏡が孝謙太上天皇(後の称徳天皇)に重用されるようになると、藤原仲麻呂は764年に乱を起こしたが敗死した。
乱の後、766年に道鏡は法王となった。
称徳天皇が亡くなって光仁天皇が即位すると道鏡は失脚した。
光仁天皇のときの780年、蝦夷の族長だった伊治呰麻呂が東北地方で乱を起こした。